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(last update: June 18, 2001)
○食事

トルコは食物自給の国、肉も野菜も安くておいしい。(果物は輸入に頼ることが多く、若干値が張ることもある)ただし、促成栽培なんてしゃれたことはやってないので、季節の野菜しかない。でも旅行者として滞在するなら特に食べ物に困ることはないはず。パンもフランス並みにおいしい。

スープ(私のおすすめはメルジメッキという豆のスープ。トウガラシをちょっと振りかけて、レモンを絞っていただく)も肉料理(巨大なソーセージが垂直に串ざしになって回転しながら火であぶられているのをそこかしこで見かけることでしょう。これはドネル・ケバブといって、大根のかつらむきのようにそぎ切りにして食べます。サンドイッチにしたり、ピラフにのっけたりします。旨いです。)も何もかも旨い!

もしも日程に余裕があって夕食をちょっと気取って(といっても、日本でいえばホテルのレストラン程度か)食べるなら、是非「ベイティ」(Beyti)というレストランに行ってみて下さい。空港の近く(街から約25キロ)なので、車でないと行けませんが、ここはトルコで一番旨いというお店です。ここは値段(ひとり4000円程)の割りに最高の雰囲気とサービス、勿論味も最高のものが楽しめます。市内でも5つ星ホテルの高級レストランに行けば、パリかウィーンみたいなレストランもあるけど、ムチャクチャ高い。2〜3万円なんて平気で取られることもある。

普段の食事は町中の普通のメシ屋(ロカンタといいます)で充分。500円くらいでおいしいものが腹一杯食べられます。ビールもワインも地元のものがおいしい(この際、イスラムという言葉は全く考慮の必要なし。わずかに、モスクから数十メートル以内ではアルコールが供されない程度の規律しかない)し、南仏のパスティスに似た白濁するリキュール(ラクといいます)もうまい。

○気候・服装

冬のイスタンブルはかなり冷え込みます。
気温は同時期の東京とほぼ同じと考えてよいでしょう。但し、西海岸性気候で、冬は雨季にあたります。暖房に石炭を使う建物が多く、霧雨がしとしとと降り続き、煤煙と霧に街がけぶる様はまさにロンドンそっくり。
もっとも、カッパドキアやアンカラ等の内陸部を訪れる場合は京都のように大変寒いと思います。友人が2月にカッパドキアを訪れたことがありますが、雪に埋った奇岩群はなかなか神秘的で良かったそうです。

夏も終わりの頃ならば、イスタンブルではかなり過ごしやすい日が多くなっている頃と思われます。元々、日本ほどの湿気はないので日中でも日陰に入ればさほど暑さが苦にならない土地柄ですから、帽子を持っていけば問題ないと思います。

気温は同時期の東京とほぼ同じと考えてよいでしょう。但し、カッパドキア等の内陸部を訪れる場合は夜にはかなり冷え込むことが予想されます。長袖のシャツとウィンドブレーカー程度の上着を携行されることをお勧めします。また、舗装率も低く、ほこりっぽい場所が多いですから女性は大きめのスカーフをお持ちになれば重宝すると思います。(モスクに入る際に髪の毛をかくすのにも役立ちます。)

○お金・両替

お金については、滞在するホテルのクラスやそのロケーション、イスタンブル以外の訪問地や使途等によって色々なケースがあると思われます。空港の両替窓口であれ、市中のいたるところ(イスタンブル等の観光地の場合)にある両替商(ロンドンやニューヨークにあるやつと同じで、外から見えるように各種の外貨との交換レートが電光表示されており、ちゃんとプリンターで印字した領収書をくれますから全く問題ありません。英語も通じるはずです。)では必ず日本円を買ってくれます。ホテルででも、銀行ででも全然問題なく日本円からトルコ・リラへの交換を行ってくれます。そもそも、じゅうたん屋や貴金属店など高額商品を扱う店では最初から日本円での支払いに応じてくれますので外貨交換の問題は起きません。また、クレジット・カードも普及しており、(日本よりも便利かもしれませんよ)これまた、問題なしです。

私個人の経験からいえば、トルコの高インフレのおかげで、クレジット・カードの利用が最もお得でした。(つまり、カード使用時から実際に東京の銀行口座からの引き落としまでにかなり日数がかかり‥時には一ヵ月位‥その間に外貨レートが5%くらい変動するのでそれだけ得したことになるわけです。)但し、カードの使用については、番号を悪用されるケースもあるようですから、ホテルとかデパート(あるんです、ちゃんと)とかちゃんとしたブティックとかに限った方が無難かも知れません。

○交通手段(タクシー、深夜バス)

イスタンブル市内であれば掃いて捨てるほどの数のタクシーがウヨウヨしており、一旦リリースしてから後でまた拾い直す方が一般的です。まあ、そうはいっても「ちょっと待ってて」という場合があるかも知れませんからお教えしましょう。
 ○○ dakika beklermisiniz?(○○ ダキカ ベクレルミシニズ:○○分待っててください)
幸い英文アルファベット以外の文字が使われていない単語ばかりなので、上記のとおりそのまま紙に書いて渡せば通じるはずです。

夜行バスは大変便利な交通手段です。イスタンブルからアンカラやイズミールへは真夜中頃出発のバスが何本もあり、7〜8時間かかって早朝目的地に到着します。カッパドキアへはアンカラからミニバスに乗り換えて4〜5時間、エフェスへはイズミールからセルチュックまでミニバスで4時間、セルチュックからタクシーか乗り合いバス(ドルムシュ)で10分です。パムッカレになると、セルチュックから更に内陸に向かってバスで5時間くらいだったでしょうか。いずれの路線も観光客や地元の人達でいっぱいですから星の数ほどもバス会社があって、ひっきりなしに運行されています。

なお、カッパドキアというのは地方の名前(日本でいえば関東とか阪神とか)なので、「カッパドキア行き」の路線バスというのはありません。ネヴシェヒール行きに乗ってください。ネヴシェヒールからキノコ岩のある町(ギョレメとかゼルベとか)まではタクシーに乗っても20分程です。

カッパドキアからアンタルヤに抜けたことがないので所用時間等正確には解りません。おそらく直行のバスがあると思いますが、もしなければコンヤで乗り換えることになるでしょう。場合によっては夜中にネヴシェヒールを出発、夜の3時頃コンヤで乗り換えなんてこともありえますが、深夜の乗り換えはトルコでは普通なのであわてなければ大丈夫です。

○住居

企業の駐在員のほとんどの方が「山の手地区」のエティレルやレベントに住んでいたようです。ちなみに私は、タキシム広場のすぐ近くに住んでいましたので山の手のことはあまり知りません。
当時でも何人かの日本人留学生や正体不明の日本人、あるいは現地で就職していた方がいらっしゃいましたが、そういう方達は「普通」のトルコ人と同様に不動産屋でアパートを探して住まいを見つけたものと思われます。

皆さんがどのくらいの期間トルコに滞在される予定かにも依りますが、最初の10日くらいはホテル住まいと覚悟して、その間にアパートを探してはいかがでしょうか。語学学校というのは恐らくTOMERのことと思われますが、いざ通い始めると日本人を含む外国人と知り合えますので、そこで情報交換をするのがベストでしょう。

TOMERについては「トルコで私も考えた」(高橋由佳里著、集英社)に詳しく描かれていますし、イスタンブルで不動産屋を使うことについては「好きになっちゃったイスタンブール」(下川裕治責任編集、双葉社)に体験談が載っています。

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